⇒夕刊☆竜田揚げ〃

祭り二日目

売り物が完売しても、なお店を開いているあんぴん餅屋を、向かいのコンビニからボーっと眺めていると、暴れ獅子に着いて歩いているしゃくやくさんからメールが入った

【今、駅前を出発。次の休憩場所は升形屋旅館です。一時間かからないと思います】


急いでケータイから地図を検索

少し迷いながらも、なんとか旅館に到着

旅館の前には既に大勢の人達が暴れ獅子を待っていました







私はたばこ屋の店先のペンキのハゲかけたベンチに座り待った




日も傾きかけて来た頃






ほら貝の音と共にやってきました






町の若い衆百余名










何やってんだか(笑)






獅子が旅館の前に来た…







すかさず近付きカメラのシャッターを切っていると






そこに突然おねーさんが飛び込んできた

び、びびった〜汗






飛び込んだのではなく、投げ入れられたみたいです

ワッショイ!!　ワッショイ!!







これも厄落としの儀式だそうで、ボケーっと(笑)獅子を見ている女子は投げ入れられるそうです(苦笑)


御獅子はいったん治められ







お祓いを受けます







みなさん地元の消防団ということで結束も固いです






玉こんはいい感じに煮しょまっていました







我慢できずに頂いちゃいました・・・三本・・・照

ご馳走様でした







さて出発







町から少し離れた地区も回ります

そして神主さんもお祓いをしてゆきます







狭い道では道幅いっぱい

全長は５０メートルあるそうです・・・

かなり巨大です







途中ではこんな微笑ましい光景も見れました







もうすぐ次の目的地である、昨日の神輿も立ち寄った瀧波さんだというのに、突然暴れ獅子は大通りへと走り去って行きました

これではタイムスケジュールや道順なんて作れないわけです・・・汗







町の復興のために立ち上がった若者達は


自らの手で獅子を作った


神を宿した獅子は町の隅々まで渡行をし


町のあらゆる災いの厄を祓い清めた


その若者達の獅子を町の人達はこう呼んだ



暴れ獅子・・・と


〜つづく〜