☆宮内 熊野の夏祭り~獅子冠編☆
無事にみこし御上がりが終わり、次は市指定無形民俗文化財の獅子冠(かむり)の祭事です
始まるまで少し時間があったので、石灯篭の台座に腰掛けて休んでいると、隣に座った地元のご老人が
「平日なのに一杯人来てけだ・・・」と、うれしそうに微笑みながら、独り言の様な小さな声で話しかけてきた
「昔はよう。もっと太い枝だったんだぁ」
と言うと、また先ほどの笑顔を浮かべた
それにしても、これから一体どんな事が繰り広げられるのだろう・・・と期待が高まる
そんな時
「ガジラさ〜ん」
と、しゃくやくさんの呼ぶ声が聞こえた
声のした方を見たら、でっかい狛犬の乗る石台の上に、きっちりと正装をしたしゃくやくさんが立っていた
一瞬、安倍清明かと思いましたょ汗
「ガジラさんも登れ」という、しゃくやくさんに
「(一般庶民が)そだなどごさ上がってバチ当だらねがやぁ〜〜泣」
というと、写真を撮るために先に上がっていた若いカメラマンが一瞬「ギョッ」とした顔をしたのが可笑しかった
「大丈夫だぁ〜俺がいるがら〜」
という心強いお言葉に甘えて、私も狛犬さんの元へ(笑)
ナイスポジションでした
ボンテンバヨイ(梵天奪い?)
正直言って、最初何をやっているのかが分からなかったのですが、しゃくやくさんの解説で理解することができました
簡単に説明しますと
これから始まる獅子舞いをされる方々の穢れを、肩車された無垢な子供達が栗の枝で祓い落とすという儀式みたいです
じゅ、純粋無垢な子供達が…汗汗
バシッ!バシッ!バシッ!
アナウンスでは「撫でるように…撫でるように…」と言ってるみたいですが…汗
バシッ!!バシッ!!バシッ!!
あ〜あ
こんなになってました…汗
さあてボコボコに叩かれた…
あ
いや…きれいに穢れを祓い落としたところで
熊野の宮司さんの登場です!
御獅子様に祝詞を挙げて今夜最後のクライマックスに突入です!
〜つづく〜
ワンポイントアドバイス
神社にいる男の人を神主さん、女の人を巫女さんというものだと思っていたのですが、赤い袴を身に着けている人が巫女さんで、女の人でも赤以外の色の袴を身に着けている人は神主さんなんだそうです
また宮司さんという方は、神社を会社にたとえた時、社長さんの事をいい、紫色の袴を着けています
ただし洋服の時は、見分けることはできません(苦笑)
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