いったい今年は米沢に何度来たのだろう
今までなら年に三度来れば多い方でしたが、今年は十回近く来ているはずだ
これもあの天地人効果なのだろうか…苦笑
さてMAROOさんが働く笹野民芸館から歩いて数分
置賜三十三観音第十九番札所
長命山 幸徳院 笹野寺
(真言宗豊山派)
御本尊…千手千眼観音菩薩
別名あじさい寺
(米沢のもう一つのあじさい寺が、あの堂森善光寺です)
第一印象
でかい!
今まで見て来た観音堂では一番大きいのではないでしょうか
茅葺きの屋根に見事な彫刻
さすが歴代米沢藩主の祈願寺です
境内には釈迦堂を始め地蔵堂や不動堂、大師堂まである正に1200年の時を刻んで来た古刹
今年はその創建1200年の歳という事で、秘仏の千手千眼観音菩薩や地蔵菩薩、毘沙門天がご開帳だったらしいです
さてさて、MAROOさんからの情報によりますと、この地区にはラーメン屋さんが一軒、蕎麦屋さんが二軒、喫茶店が一軒あるという
何を食べようか少し迷いましたが、今回は(も)ラーメンとなり、笹野観音を出てすぐの憩茶屋さんというところに入りました
さて何にしようか…【目に言う】を見てみましょう笑
米沢ラーメン
野菜炒めラーメン
味噌ラーメン
味噌中華
etc
2分28秒の迷いから
味噌中華をチョイスしました
そうそう、庄内のどなたかが、どこかに書かれていて初めて知ったのですが、庄内のラーメンはスープから麺が出てないと庄内のラーメンとは言わないらしい
なんかちょっと庄内のラーメンに違和感を感じたのはその所為だったのかもしれないと気づいた
村山及び置賜地区のラーメンは大抵、並々のスープに麺が沈んでいます汗
特に米沢ラーメンの麺は細いので、もし庄内の人が、これを見たら
「麺すくねぇ〜」と思うだろうなぁ…などと考えつつ今日の遅い朝食を頂きました
13時30分に観光バスが、先ほどの笹野民芸館に到着して、その時、最近ではほとんど見る事が出来ないという、一刀彫の実演が見れるというので急いで戻った
しばらくすると、八代目孝助の加藤孝吉さん(85)がカブに乗って来られた
神妙なまなざしで匠の技を凝視するネバーさん
木の年輪や反り具合を見極めながら彫っていきます
元はアイヌから来ているとか、あの左甚五郎が関わっているとか、お鷹ポッポにはいろんな説があるみたいですが、本当に稀少な場面に遭遇する事が出来て感動の極みです
彫り終えたお鷹ポッポが、おかあさんの筆で一つ一つ魂が吹き込まれていきます
おかあさんも絵付け歴27年の大ベテラン
一つとして同じ物がないオール手作りの笹野一刀彫
じっくり眺めてバチッと気が合った一つを頂いて参りました
「この寅は家の西側に飾ると良いよ」
と教えてもらいました
ここで寅歳一口メモ
★甲寅(きのえとら)
大正3年、昭和49年生まれ
別名…猛虎
★丙寅(ひのえとら)
昭和1年、61年生まれ
別名…餓虎または寝虎
★戊寅(つちのえとら)
昭和13年、平成10年生まれ
別名…暴虎
★庚寅(かのえとら)
昭和25年生まれ
別名…騎虎
★壬寅(みずのえとら)
昭和37年生まれ
別名…乳虎または母虎
(優しい虎…照)
で来年は庚寅みたいです
帰りにMAROOさんが作ったという看板を見てきました
おかげ様で、またMAROOさんの謎が深まってしまいました…泣
途中トイレ休憩に寄った上杉城址苑
相変わらずの賑やかさでしたが
「俺は米沢の隠れ里を知ってんだぞ〜!」
という
ちょっとした優越感に浸りながら帰路へと着いたのでした
ネバーさん、運転ありがとうございました
MAROOさん、謎を解明にまた行きます
(^^)/